【2008米大統領選】あす投票 問われる「強い米国」
【2008米大統領選】あす投票 問われる「強い米国」
11月3日8時0分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081103-00000019-san-int
■自由貿易・一国主義 岐路に
【ワシントン=山本秀也】米大統領選は4日、投開票される。
民主党候補のオバマ上院議員(47)がリードを保っている。
ただ、米CNNテレビの世論調査(1日)では、共和党のマケイン上院議員(72)が差を1ポイント縮め6ポイント差に詰め寄った。
米国経済がマイナス成長(四半期ベース)に転じ、長引く「テロとの戦い」も岐路に立つ。
今回の選挙は、「市場主義」や、安全保障の強化により「強い米国」を目指してきたレーガン政権以来の政治哲学を問い直す機会ともなりそうだ。
◇
約8年間の共和党政権を率いたブッシュ大統領は1日、ラジオ演説で「わが国の将来にとって大切な決断を下すときだ」と述べ、国民に投票を促した。
大統領選のほか、上下両院選でも民主党がリードしている最終盤情勢については、「政党間の競争こそ健全な民主主義に不可欠だ」と述べるにとどまった。
ブッシュ政権も、現在は不支持率が7割前後。
これには、共和党政権の継続をかけるマケイン氏も、選挙戦で「私は一匹狼だ」と述べ、現政権との違いを強調せざるを得なかった。
だが、グローバリズムをめざす「市場主義」や、米国一国での武力行使を可能にする「強大な軍事力」など、1980年代のレーガン政権から続く保守の大きな流れについては、現政権も、マケイン氏自身も「レーガン革命の一兵卒」を公言してきた。
オバマ氏への支持拡大は、この米国政治の流れを変える可能性をはらむ。
金融危機の発生後、「金融政策」「景気対策」が最大の関心事となった。
大統領は公的資金による金融機関への資本注入を「あくまで暫定的な手段」と強調する。
だが、オバマ氏は「金融危機を収束させることが当面、最大の課題だ」とし、政府による市場管理に軸足を置く構えだ。
米国がこれまで世界を引っ張ってきた自由貿易は、国内産業の保護や規制緩和とも絡む選挙の争点だ。
「公平な貿易取引」を掲げるオバマ氏は、輸入品の原産国に「高い環境基準」や「労働者保護」を求める。
マケイン氏は伝統的な自由貿易派だが、オバマ氏がリードしている情勢に米紙ウォールストリート・ジャーナル(10月31日付)は「この選挙は自由貿易に冬の到来を告げるだろう」と論じた。
イラク情勢の混迷は、2006年の中間選挙で共和党に敗北をもたらした。
その後、ブッシュ政権の兵力増派で同国の治安は大幅に改善し、マケイン氏も増派策を一貫して支持してきた。
同氏は、選挙戦でこの先見性を誇ったが「皮肉にも増派策が成功したばかりに、安保問題は選挙の争点から遠のいてしまった」(11月1日付のウォールストリート・ジャーナル紙社説)。
軍事力を背景にした一国主義に代わり、台頭の兆しをみせるのが「対話外交」や「国連重視」だ。
オバマ氏はイラン首脳との会談も可能だとする対話派だが、一国主義を推し進めた現政権も、政権末期を迎えアフガニスタンの旧支配勢力「タリバン」の穏健派との対話を模索する動きをみせ始めている。
最後の週末…オバマかマケインか 激戦州飛び回る両候補
11月2日18時9分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081102-00000528-san-int
【スプリングフィールド(米バージニア州)=有元隆志】米大統領選は4日の投票日を前に、選挙戦最後の週末を迎えた。
優勢に戦いを進めている民主党候補バラク・オバマ上院議員、逆転勝利をねらう共和党候補ジョン・マケイン上院議員は、1、2の両日、副大統領候補と手分けして激戦州を飛び回り、有権者に支持を訴えた。
<米大統領選>4日に投開票 オバマ氏優勢のまま
11月2日20時46分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081102-00000067-mai-int
【ワシントン及川正也】ブッシュ政権後の米国の針路を定める大統領選は4日、投開票される。
米史上初の黒人大統領を目指す民主党候補バラク・オバマ上院議員(47)は激戦州で優位を強めている。
共和党候補ジョン・マケイン上院議員(72)は土壇場での逆転にかけるが、オバマ氏優勢のまま投票になだれ込む公算が大きい。
( -д-) 世界情勢だけでなく日本経済を考える上でも今回の米大統領選は大きな節目になると思います。
例えば、
米国が保護貿易の方向に向けば日本経済は今回の金融危機以上の悪影響を受けます
少しでもお役に立てたら、ポチットにほんブログ村 財務・経理 よろしくお願いします。
11月3日8時0分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081103-00000019-san-int
■自由貿易・一国主義 岐路に
【ワシントン=山本秀也】米大統領選は4日、投開票される。
民主党候補のオバマ上院議員(47)がリードを保っている。
ただ、米CNNテレビの世論調査(1日)では、共和党のマケイン上院議員(72)が差を1ポイント縮め6ポイント差に詰め寄った。
米国経済がマイナス成長(四半期ベース)に転じ、長引く「テロとの戦い」も岐路に立つ。
今回の選挙は、「市場主義」や、安全保障の強化により「強い米国」を目指してきたレーガン政権以来の政治哲学を問い直す機会ともなりそうだ。
◇
約8年間の共和党政権を率いたブッシュ大統領は1日、ラジオ演説で「わが国の将来にとって大切な決断を下すときだ」と述べ、国民に投票を促した。
大統領選のほか、上下両院選でも民主党がリードしている最終盤情勢については、「政党間の競争こそ健全な民主主義に不可欠だ」と述べるにとどまった。
ブッシュ政権も、現在は不支持率が7割前後。
これには、共和党政権の継続をかけるマケイン氏も、選挙戦で「私は一匹狼だ」と述べ、現政権との違いを強調せざるを得なかった。
だが、グローバリズムをめざす「市場主義」や、米国一国での武力行使を可能にする「強大な軍事力」など、1980年代のレーガン政権から続く保守の大きな流れについては、現政権も、マケイン氏自身も「レーガン革命の一兵卒」を公言してきた。
オバマ氏への支持拡大は、この米国政治の流れを変える可能性をはらむ。
金融危機の発生後、「金融政策」「景気対策」が最大の関心事となった。
大統領は公的資金による金融機関への資本注入を「あくまで暫定的な手段」と強調する。
だが、オバマ氏は「金融危機を収束させることが当面、最大の課題だ」とし、政府による市場管理に軸足を置く構えだ。
米国がこれまで世界を引っ張ってきた自由貿易は、国内産業の保護や規制緩和とも絡む選挙の争点だ。
「公平な貿易取引」を掲げるオバマ氏は、輸入品の原産国に「高い環境基準」や「労働者保護」を求める。
マケイン氏は伝統的な自由貿易派だが、オバマ氏がリードしている情勢に米紙ウォールストリート・ジャーナル(10月31日付)は「この選挙は自由貿易に冬の到来を告げるだろう」と論じた。
イラク情勢の混迷は、2006年の中間選挙で共和党に敗北をもたらした。
その後、ブッシュ政権の兵力増派で同国の治安は大幅に改善し、マケイン氏も増派策を一貫して支持してきた。
同氏は、選挙戦でこの先見性を誇ったが「皮肉にも増派策が成功したばかりに、安保問題は選挙の争点から遠のいてしまった」(11月1日付のウォールストリート・ジャーナル紙社説)。
軍事力を背景にした一国主義に代わり、台頭の兆しをみせるのが「対話外交」や「国連重視」だ。
オバマ氏はイラン首脳との会談も可能だとする対話派だが、一国主義を推し進めた現政権も、政権末期を迎えアフガニスタンの旧支配勢力「タリバン」の穏健派との対話を模索する動きをみせ始めている。
最後の週末…オバマかマケインか 激戦州飛び回る両候補
11月2日18時9分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081102-00000528-san-int
【スプリングフィールド(米バージニア州)=有元隆志】米大統領選は4日の投票日を前に、選挙戦最後の週末を迎えた。
優勢に戦いを進めている民主党候補バラク・オバマ上院議員、逆転勝利をねらう共和党候補ジョン・マケイン上院議員は、1、2の両日、副大統領候補と手分けして激戦州を飛び回り、有権者に支持を訴えた。
<米大統領選>4日に投開票 オバマ氏優勢のまま
11月2日20時46分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081102-00000067-mai-int
【ワシントン及川正也】ブッシュ政権後の米国の針路を定める大統領選は4日、投開票される。
米史上初の黒人大統領を目指す民主党候補バラク・オバマ上院議員(47)は激戦州で優位を強めている。
共和党候補ジョン・マケイン上院議員(72)は土壇場での逆転にかけるが、オバマ氏優勢のまま投票になだれ込む公算が大きい。
( -д-) 世界情勢だけでなく日本経済を考える上でも今回の米大統領選は大きな節目になると思います。
例えば、
「公平な貿易取引」を掲げるオバマ氏は、輸入品の原産国に「高い環境基準」や「労働者保護」を求める。
マケイン氏は伝統的な自由貿易派だが、オバマ氏がリードしている情勢に米紙ウォールストリート・ジャーナル(10月31日付)は「この選挙は自由貿易に冬の到来を告げるだろう」と論じた。
米国が保護貿易の方向に向けば日本経済は今回の金融危機以上の悪影響を受けます
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