「下請適正取引等の推進のためのガイドライン」ベストプラクティス集

「下請適正取引等の推進のためのガイドライン」ベストプラクティス集

前回記載の「下請かけこみ寺」取引先の悩みに応じる機関が今月からスタートからお読み下さい。

ベストプラクティス集・望ましい理想的な取引事例を示し、取引の改善にお役立てします!

ベストプラクティス・望ましい取引事例のご紹介

ベストプラクティス、望ましい取引慣行とは、・下請事業者と親事業者とを対立するものと捉えない。

苦しいときこそ、それを共に乗り切る共存共栄のための運命共同体との認識を持つ。

といった考え方の下、例えば、・原燃料価格の上昇分をきちんと転嫁できる仕組みは重要だが、国際競争下において、ただ転嫁するのではなく、下請・親事業者が改善提案を共有して、コストを低減するような生産性向上を図り、その成果を両者でシェアするような関係を構築し、競争力を高めつつ、両者が適正利潤を得るような望ましい取引事例のことを言います。

こうしたベストプラクティス、望ましい取引慣行は、現在、既に行われているものもあります。

以下では、現実に行われている、ないしは今後の普及が期待されるベストプラクティス、望ましい取引慣行を、ガイドラインの中から抜き出して、共通的な事項としてまとめてみました。

ベストプラクティス・望ましい取引事例のご紹介

◇環境管理コストの適切な負担
★環境対策に関して、その対応コストの分担を親・下請事業者で検討し、発注価格にも適切に反映。(情報通信機器)

◇サービス取引の適正化
★受発注に関する情報を電子的に交換する受発注EDIを活用することにより、発注書の記載項目が明確になり、記録保存が容易になるとともに、下請代金の支払いが正確かつ迅速に行われることが期待できる。(情報サービス・ソフトウェア)

◇検収基準を共同で作成
★迅速な検収と、担当者による検収のばらつきをなくすため、検収基準(製品の見本)や社内マニュアルを整備。(自動車)

★受入れ検収基準や限度見本の作成にあっては、受・発注事業者双方の品質管理担当が直接協議を行い決定している。(自動車)

◇不良品の原因分析を行い改善提案を実施
★親事業者で生じていた不良品の原因を検査・分析し、解決・改善策を提案。取引拡大と、品質向上による親事業者のメリットを同時に実現。(素形材・熱処理)

★一定割合の避けられない不良品に関する費用や材料は下請事業者に還元。(自動車)

ガイドラインの活用方法;ガイドラインのこのページに、こういう事例がベストプラクティスとして書かれています。

同業他社で出来ている取引なわけですから、私たちの取引でも実践してみませんか?

参考;中小企業庁ホームページへのリンク

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