利益モデルの構築法2 顧客の存在があなたの会社の価値になる



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利益モデルの構築法2

顧客の存在があなたの会社の価値になる

一昔であれば、あまり深く考えなくても「全体で○○円のコストがかかっているから、それに利益を20%のせて販売する」なんていう発想もまかり通っていました。

しかし、顧客も充分な情報を持つようになった現代では、そんな論理は通用しなくなりました。

顧客のパワーが強くなっていますので、利益部分はよほどの意味がないと削られてしまいます。

では、そんな中でもどうすればかけているコスト(原価)以上に顧客が価値を感じてくれるのでしょうか?

その一つのヒントとしてのキーワードは、『顧客の存在が自社の価値を高めてくれる』です。

書き間違いではありません。

普通であれば、「商品」「サービス」の質の向上こそが自社の価値を高めるのですが、そうではありません。

顧客の存在が自社の価値を高め、ひいてはそれが『利益』を生み出してくれるので。

わかりやすい例に落とし込んでみましょう。

たとえば、町のカメラ屋さんが、毎日訪れてくれるお客様に商品を販売して、「ありがとうございました・・・」と、お辞儀をして見送るだけでは、いつまでたってもお店の価値をあげることはできません。

いえ、量販店の安売り攻勢に押されて、お店の価値は日々下がり続けるといったほうが正解かもしれません。

しかし、もし、顧客同士のコミュニティを作るという発想を持ったらどうでしょうか?

店舗や会社の顧客というのは、必ず「属性」を有しています。

カメラ屋に来店する人はカメラが趣味です。

起業セミナーに参加する人は当然、起業家志望者です。

弁護士事務所に相談に来る人は法的問題を抱えた人であり、内科を受診する人は疾患をかかえた人・・・といった具合です。

当たり前といえば当たり前ですが、この属性こそが、実は、店舗や会社にとっては「価値」に返還できる宝物なのです。

「コミュニティ」、「属性」、「利益」この関係については次回に記載します。

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