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『目標設定』
今年、すでに活発な業務活動をスタートされ、勢いがついていることにとてもうれしく思っています。

本年も、まちがいなくいい年になります。

さて、先日見たＮＨＫのテレビ番組ですが、リハビリによって末期がん患者が精一杯自分らしく生きようとしているドキュメンタリーがありました。

がん患者自身が「先生からリハビリをやらないかと言われたとき、「もう残り少ない命なのにやっても無駄と思っていた。」と話していました。

病院側としてもリハビリは脳卒中などの患者であふれており、それどころではない状況です。

しかもこの患者さんはほとんど寝たきり状態で座るのもやっとなのです。

家族もそんなつらいことをさせなくてもと否定的です。

しかし、患者さんは先生の説得により、せめてトイレぐらいは人の手を借りずに自分で行くようになりたいとリハビリをはじめるのです。

座る訓練からはじめて、ベッドから車椅子に移る練習を重ねて、だんだんとできるようになっていきます。

そして、自分自身の力でトイレに行けるようになるのです。

そうなってくると驚くことに様々な数値が改善され体の機能が強化され、元気になってきます。

そして、表情が良くなり、前向きになってきて、今度は立って歩くことに挑戦しはじめるのです。

この患者さんの言葉は「とにかく最期まで自分らしく生きたい」です。

リハビリによって、末期がんで緩和病棟にいる人でも退院できるまで回復した人が何人も出てきたそうです。

「自分でトイレに行く」目標をたてて、達成したら今度は「自分で歩けるようになる」という目標にチャレンジする姿はとても感動的です。

『限りある命』は、末期がん患者だけでなく、誰でも同じです。

自分の目標をもって、一生懸命取り組むことで元気が出て、また新しい世界が広がっていき、楽しみが増えていきます。

日本の将来も、もし多くの人が精一杯生きることをあきらめてしまったら、どうしても人の助けが必要な人を救えなくなってしまいます。

駄目でもともとでいいと思います。

ぜひ大きな目標を持ってチャレンジしていきましょう。

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